家政科家政専攻25回生:野崎真澄さん(旧姓:古川)

この度は、リレーブログにお声掛け頂きまして、ありがとうございます。
卒業後、14年お勤めした食品メーカーを結婚を機に退職、東京での生活を経て、再び福岡の地での暮らしが始まりました。
2010年からは、畳のヘリを素材とした、バッグ作家としても活動しております。

家政科でしたので、ものづくりには大変興味を持っていましたが、就職してからの趣味は写真や旅行、全国を美味しいもの巡りと、制作とは無縁の生活でした。

そんな中、学友が持っていた、自作の畳のヘリのバッグに魅了されました。手先の器用な友人に教わりながら、楽しく一作目を作り、他のデザインもと、二個、三個と制作して愛用しているうちに、周りの友人知人からオーダー頂くことになりました。
そのご縁が広がると、カフェや雑貨屋さんにもご紹介頂くようになりました。
現在でも、口コミでご紹介が広がり、オーダーのバッグは、940個目を製作中です。
学生時代に学んだ制作の基礎が、時を経て、思いがけず蘇ってきました。


(バッグを教えてくれた友人太田垣安希さん(家政科家政専攻)。
卒業後も仲が良く、結婚祝いでアルバムを作ってくれた中の一枚です)

バッグづくりはデザインから、素材選び、縫製までを行なっております。素材は綿や麻の古典柄から洋風でポップな柄物まであって、ご依頼主様と、各メーカー1000種類以上ある生地の中から選ぶだけでも、楽しい工程です。
日々使いや、旅行用、お稽古用と、シチュエーションに合わせて、デザインや大きさを考え、制作します。お渡しする時には、イメージ通りだろうかと、少しドキドキしますが、『イメージはしてたけど、想像以上よ』と言っていただける時は、この上もなく嬉しい瞬間です。
ご依頼主様と一緒に考えて制作するバッグは、それぞれに想いが詰まっていて、作品の写真を見ると、ご依頼主様が浮かびます。二個目、三個目のご依頼や、大切な方にとプレゼントとしてチョイスして頂いた時には、作っていて良かった、作品を気に入って頂けたと実感できます。バッグが繋ぐご縁は、ご依頼主様だけでなく、仕入れ先の方々とも、楽しくお付き合いさせていただいています。


(ライフワークの写真撮影。毎年の桜の撮影は欠かせません)

学生時代の印象深い桜並木に迎えられた入学式から、卒業するまでの時間、2年間を共に学んだ友人達とは、卒業後も折に触れては集まり楽しんでいます。
学友会での活動、写真部での活動は、今でも友人達との思い出話になります。
大浦隆陽学長は、学友会、写真部の顧問ととてもご縁があり、卒業後も、先生には、私達の成長を見守って頂いています。先生にご指導いただいたことは、今でも感謝しております。

人生100年と言われる時代、多感な学生時代に、一生を共にする大切な仲間と出会えました。
今後も友人達との、楽しい思い出は増えていきそうです。


同窓生の友達と子供達です。

野崎真澄さんのFacebook
https://www.facebook.com/tatamiheribag